CTスキャナ

当院では、16列のマルチスライスCTスキャナを設置し、より早く細かく広範囲の撮像を行うことができます。

被ばく線量も最大75%まで低減されました。患者様には苦痛や不安を感じることなく、リラックスして検査を受けていただくことができます。

CTスキャナ検査を受けていただくに際して予約の必要はありません。(*1)
検査結果はCTスキャナ検査後すぐに患者様にお伝えできるように心がけています。検査結果が出るまで何日も不安を感じたり、日を改めて検査結果の確認に出向いていただく必要はありません。もしも、検査結果が当院では対処できない症例や、さらに精密検査が必要な場合には、スムーズに治療が進められるよう、かかりつけ医として基幹病院を紹介することができます。

頭部または腹部CTの撮影 一般的な患者様3割負担の場合:約5,000円程度 検査時間 約5分(*2)

(*1 閲覧現在の状況、腹部CTの場合、事前に食事ができませんので予約が必要になります)
(*2 おおよその金額と時間です。病態や状況により実際の費用とは異なる場合があります。)

CTスキャン症例

当院のCTは短時間(通常で、胸部10秒、腹部13秒)で撮影できます。1mmスライスを使用することにより、詳細で鮮明な画像で診断します。

実際の画像を紹介します。


頑固な咳で受診後、CTを撮ると・・・

肺のCT断層画像です。上方向が体の前面、下方向が体の背面、身体の足から頭に向かって身体の中を見ています。赤い矢印のところに腫瘍が観察できます。

撮影後CT断層画像をコンピュータで処理し、このような画像に合成することもできます。この症例は「肺癌」と診断されました。


腹痛で精密検査をしたところ・・・

下腹部のCT断層画像です。赤い矢印のところに石灰化が観察できます。

CT撮影後に合成された画像からもはっきりと病変部位が確認できます。

この症例は「虫垂炎」と診断されました。


肝臓の精密検査で造影剤を使って撮影しました。

造影剤を使用する前のCT断層画像です。赤い矢印の部分にかすかに「黒ずんだかたまり」が観察できます。

造影剤を注入して40秒後のCT断層画像です。造影剤使用前に「黒ずんだかたまり」だった部分に造影剤が集まっているのが観察できます。このように通常ではわかりにくい病変も造影剤を使うと非常にはっきりとわかります。

前画像から3分後のCT断層画像です。40秒時に白く写った腫瘍は、時間の経過とともに周囲の正常な細胞よりも黒く変化しました。この症例は「肝臓がん」と診断されました。このように時間経過で変化する画像を観察することで、より精度の高い診断が可能となります。


腹部大動脈瘤の3次元画像合成

造影剤を使って腹部大動脈を撮影し画像を立体合成することで、腹部大動脈があたかもそこに手にとるように観察することができます。